背 景
本会の前身である「茅野技術交流会」は、長野精工金属(株)社長矢島哲男氏の提唱になる「ガングリオシド研究会」を基盤として平成22年に発足し、水蒸気を使った色差分解技術を中心とする技術的可能性を探ってきたが、その応用分野の広さと原理の深さから一技術分野にとどめておくことが事実上不可能になっていると同時に、より広範な学術・技術を対象としてより多くの問題解決方法の開発と普及が急務となっていることに注目せざるを得ない状況にある。
目 的
「応用量子色力学会」は、各種分子における超臨界温度圧力技術、電気超伝導技術など量子色力学分野における学術・技術の目覚ましい進歩・発展に呼応してその対象分野を拡大し、多くの分野の研究者から広く参加を募り、学会の体勢を構築・整備するとともに会員数の増強を図り、かつ学会の拡充を通して斯界の学術・技術の発展と各種産業分野への応用に貢献することを目的とする。
趣 旨
本会設立の趣旨は、以下の点に集約される。
01
量子色力学分野の特に「対称性の自発的破れ」に根ざした統合的学会組織編成の必要性
有機高分子の分解やそれ自身の運動は環境、健康分野で非常に重要な意味を持っており、問題解決の鍵を握っている技術である。しかし、この分野で利用できる技術は限られており、微生物の力をかりて部分的処理をするか、仮に化学的な処理を試みるしか道はなかった。今、量子力学に目を向けるとそこには物質の本質に迫る道が存在しており、高分子の分解やそれ自身の運動に関する重要な事実が明らかになりつつある。それが水分子を使う方法であり、また二酸化炭素分子やアンモニア等その他の分子を使う方法もある。この量子色力学的技術を確立し、近い将来必ずや今の実験的レベルの問題処理から実用的方法の開発にまで発展することは疑う余地がない。このような観点から応用量子色力学分野を総合的に取り扱いうる学会組織の構築・編成が不可欠である。
02
「量子色力学分解方法」をその一部としている多くの学協会との積極的連携の必要性
「量子色力学」を”実験を根拠とした現象の解析とその関連分野への応用”と広義に解釈すれば、これは機能食品分野を中心とした、農業、食品、医療分野など、ヒトを対象としたものから養殖魚の飼料、畜産飼料など機能資料分野、更には木材や草を中心とした植物全般の成長促進物質等、現存する多くの学・協会との協力・連携を通じて、本会設立の趣旨を理解していただくことが極めて重要である。これらの学・協会から「量子色力学会」に少しでも興味を持つ研究者の参加を呼びかけ、積極的な参加・協力を得られるよう努力する必要がある。
03
個人専門家の発表の場、人的交流の場の創生と実用化の促進
近年、大きな組織に属し、既存の大きな学会に所属する職業的専門家に対し、ネットインフラの発達と相俟って小さな組織や趣味での研究活動をする個人研究者の増加が目覚しく、それぞれの分野の個人専門家が増えている。これらの人々が忌憚無く意見を交わし1年に1度自分の研究を発表したり、企業人と交流を持つ場を作ることが今必要である。地方創生が叫ばれる今日、一次産業から三次産業まで若者が活躍できる場を新しい技術が作り上げていく仕組みをつくって行く必要がある。
応用量子色力学会事務局
〒391-0001 長野県茅野市ちの丁田2764-7
長野精工金属(株)内 テクノマックス(株)
TEL 0266-73-5522